頚椎7番損傷の患者様の治療
東京から来られた頚椎7番損傷の患者様の治療(治療期間:4日間)
平成19年の6月に受傷。治療期間は平成20年2月1日から4日です。事故から、8ヶ月程になります。
損傷レベル:右はC6.C7 左はTh3
患者様の感想
↓東京に帰られてから三日後に、当患者さんご本人からメールを頂きました。どうもありがとうございます。
実は先日、徳島まで針治療にいってきたんです。その効果はテキメン。ぼずは右手の小指が完全に曲がるようになりました。人差し指も僅かながら。 プッシュアッブも今までの倍はできるようになりました。と、ここで一日目は終了。 激変したのでビックリです。
二日目は大きな変化はありませんでした。 でも、気を使うので気持ちいいときは寝ちゃってました。
三日目はお尻の方に僅かに感覚が戻り、気を送ると左足の痺れが戻ってきました。
そして最終日。右肩の亜脱臼の痛みがほぼとれて、真上で手を合わすことができました。
病院に帰ったら左手の握力がビックリする程に飛躍。着替えもほぼ一人でできました。これにはOTの先生も驚きました。PTでも新しいステップに入りました。
今回、ちょっと遠いけど行ってよかったです。
↓患者様のご主人が書いてくださったものです。東京に帰られてからメールで送っていただきました。ありがとうございます。
2/1から4日まで徳島の温知堂鍼灸氣院に行ってきました
- 変化があった箇所と状態
1・右手小指が曲がらなかったのが完全に曲がるようになった 2・右手人差し指が曲がらなかったのが若干曲がるようになった3・右手人差し指がリハビリで曲げようとすると激痛が走ったのが無くなった
4・左手の握力が9キロから15キロになった
5・右腕が半分強しか上がらなかったのが真っ直ぐ上まであがった
6・右腕を上げると震えていたのが無くなった
7・肩こり(激痛)が無くなった
8・腹筋と背筋が微妙に使えるようになった
9・プッシュアップが今までの倍上がるようになった
10・尾てい骨あたりに触る感触が戻ってきた [#j1d2d13b]
11・左足を力を入れてあげようとすると痺れが来るようになった
12・尿意・便意を感じるようになった
13・自分で着衣・脱衣が出来るようになった
14・膝から下に温度を感じるような気がした
15・尿の出方が増えた
ざっと上げてこんな感じです 針治療は、やってから1週間は効力があるらしいから徹底して自分をいじめるように励ました。俺の願いである『妻と一緒にスーパーで歩いて買い物をする』という獄に少し近付いた。
西洋医学が総てだとは言わないし,東洋医学を否定するつもりも無い 。今回の事は、奇跡ではない 。妻は地道にリハビリを続けてきた、それに針治療が後押しをしたと思っている。
俺は思う、西洋医学にも限界が有るし、東洋医学にも出来る範囲がある 。いわば『西洋と東洋のハイブリット治療』だと思う 。再生医療が確立さたら立てる可能性は有ると思う 。それまでのつなぎとして東洋医学を利用できたら良いと思う 。
そう思っていましたが、鍼灸治療の可能性を感じました。昨日帰ってきて、東京近郊にあるリハビリ病院に入院している妻が作業療法の時間に、作業療法士から驚かれたみたいです 。自分の心療内科も鍼灸で治るなんて聞いた事が無いと言っていた。
42歳・東京都在住(頚椎損傷の妻を持つ夫)
東京からメールで経過報告を送っていただきました。ありがとうございます。
妻の日記から抜粋です
涙が出そうになった 2/8
足あげが両足自力で出来ました。
ずっとがんぱり続けて先が少し見えた様に思いました。
横移乗の訓練も、背もたれ無しで手を離すというものですが、
この秒数がながくなってきました(〃^ー^〃)
ここを追い出されるまで精一杯リハビリしたいです。
今日の成果 2/5
着替えがほぼ自分でできました。
旦那のだぼだぼのとはいえ…。
いつも頭を通す時にバランスを崩していたのが
すんなり通りました。
左手の握力が18kgまで回復しました。
まさに西洋医学と東洋医学の融合です。
今日のPT 2/12
足あげ両足成功
手を放してバランスがよければ一分くらいはもつ。
ついでにそのままうでを左右に動かずことも少しできた。
身体を前屈させて腕の力で起き上がる練習。
今日は 2/13
お風呂のあとにパンツ以外は自分でほぼ着替えられました。
スポーツのあとも自分でズボンがぬげました。
スポーツではバスケ関係と少しキャスターあげの練習となりました。
自分の日記より
肺活量900まで戻った2/12
毎週のカラオケでST(言語療法)の替わりになっているのかな?
受傷当時は100無かったんですがこの前計ったら900まで伸びていたらしいです
元々クラリネットを吹いていたから、平均よりは高いはずであるが同年代の女性の場合1000〜2000らしいのでもう少し頑張れば平均値に上がるだろう
でも、その為には腹筋の下支えが必要だからね
腹筋が回復するまではもう少し時間はかかるだろう